フェレンツ・フリッチャイ／ＤＧ録音全集　第１集～管弦楽曲編（４５ＣＤ） 特に問題のないきれいな状態だと思いますが、素人による検品、自宅保管のため、神経質な方はご遠慮下さい。 白血病のために48歳で亡くなった名指揮者フェレンツ・フリッチャイがドイツ・グラモフォンに遺した録音を集大成する大型回顧企画がスタート。メインとなる第１集には、交響曲・管弦楽曲・協奏曲が収められています。ステレオとモノラルで複数回録音している作品もすべて収録する徹底ぶりで、芸風の変遷を理解しやすく、また、レアな写真を含む80ページのブックレットも見ごたえがあります。 【フリッチャイ】 フリッチャイは1957年に白血病になり、胃と腸の大手術を受けるなどして1年間療養したうえで現場復帰していますが、病状の悪化により、1961年12月に指揮活動を中断し、治療に専念するものの、1963年2月に48歳の若さで亡くなっています。 そのため、フリッチャイの遺した録音は白血病前と後で大きく芸風が異なっているのが特徴で、エネルギッシュでシャープだった健康なときの演奏に対し、白血病発症以降は、まだ若いのに晩年のような雰囲気さえ漂う独特なものとなり、その陰影を大切にしたスタイルには深い魅力が備わっていることが多かったようです。